ウェブ活動における個人ブログ

ウェブの学びや体験を中心に語っています

異業種からウェブでご飯を食べるには雇用形態にこだわらないタフさと長い目が必要だった

はじめまして。第一回目のブログ記事です。

まずは、何を書けば良いかわからなかったのでブロガーのヒトデさんのアドバイス通り、自己紹介を記事にしました。

 

製造業のライン作業はカロリー消費しかメリットがない

先月まで肉体労働をしていました。最大20kgの金属加工製品をラインに流して不具合検査と出荷場まで運搬する仕事でした。製造業の端くれとして勤務。

体力的にしんどいだけの技術の身につかない仕事に嫌気がさして退職しました。
月曜から金曜までの出勤でたまに休日出勤のある油まみれの仕事でした。
常時ヘルメットをかぶらなければならない危険な職場でもありました。

金属加工製品はとても重くて平均で4~5kgを毎日700個持ち上げて検査してカゴに乗せて運搬する作業。スピードが求められるため体力の消耗が激しく、たまに腰を痛めることもありました。

唯一のメリットはカロリー消費が人一倍あったので、ダイエット効果があったことですww
現在は無職でリバウンドしましたが、先月までは4kg痩せていました。

夜勤帯もありましたが給与は低く、残業と休日出勤で手当がつく程度です。
ボーナスは正社員との格差が8倍。

勤怠や生産における会社への貢献度が正社員よりも高くても理不尽な待遇だったこともあって退職を決めたわけです。

また、正社員登用試験は現場にすら顔を出さずに業務内容を把握できていない役員の面接と机上だけで結果が下されることにも不満でした。

 

製造業のライン作業に就いた2つの理由

前述した肉体労働の危険な仕事に就いたのには理由があります。
ひとつは新卒入社した会社が倒産したため、次の仕事を見つけなければならなかったことから最終的に行き着きました。

二つ目は就職活動をして半年が過ぎた当たりから両親からのプレシャーが激しくなり耐えきれずに折れて嫌々就いたわけです。
金銭的にも厳しくて実家暮らしをしていました。

実家暮らしだったことから家にいれば夕食時に毎日のように何でもいいから正社員で就職しろと言われ続けました。

両親が親戚との交流の中でゴルフ場勤務のいとこをモデルにそれに就くように強要してくることもありました。
他にも思いつきで見つけた求人広告を持ってきては強要。

就活はしていましたが、決まらないことからのストレスが爆上がりしていました。転職を長いスパンで考えるなら実家暮らしはしないほうが賢明です。

ちなみに現在、無職でありますが一人暮らしをしています。
貯蓄は大切であり、ストレスを和らげてくれます。このブログ記事もラクな気持ちで書いています。

 

新卒入社の会社が10年で倒産、ウェブ系で活躍したかった

新卒入社した会社は紙媒体を販売するトータルコピーサービスを行っていました。大手ゼネコンに大型図面の成果物を納品する会社でした。

10年働きましたが、紙媒体に将来性がなく、年を追うごとに売り上げが低迷していきました。最後は低価格競争で顧客に足元を見られました。

紙媒体は複合機さえ導入すればカンタンにデータ出力ができてしまうので大手ゼネコンが私たちのような下請けを使わずになったことも最終的には倒産に追い込まれることになりました。

倒産後に就職活動をしました。
振り返ると誰でも慣れればできてしまうルーチンワークでした。そのため次はどんな仕事をやればいいのか検討もつきませんでした。

そこで在職中にも考えていたウェブでご飯を食べていけないかとアンテナを張り巡らせました。

倒産の翌月からハローワークの職業訓練校のウェブクリエイターを受講しました。
期間は3か月間でした。

ウェブクリエイター職業訓練校で掲げられた目標は2つありました。
ひとつが就活用のためにウェブサイト実績をつくること。もうひとつがインターネット検定ドットコムマスターの取得です。

これをクリアすればウェブ系の仕事に就けると講師は言っていましたが、そう甘くはなかったことに後から気づきます。

受講生は20人くらいで、すでにHTMLとスタイルシートをほぼ取得済みの人や前職の経験でPhotoshopやIllustratorを扱える人もいました。

修了課題として各自が制作したウェブサイトのプレゼンが開かれて訓練校は終わりましたが、ほとんどの人が希望通りにウェブ系で仕事に就くことができなかったと聞きました。半年一年後までの状況はわかりませんでしたが。

訓練の内容は最初にHTMLとスタイルシートのプリントを配布されて一通りの説明を講師が行います。それに合わせてプリントの通りにタグを打っていけばカンタンなサイトが作れるようになっていました。

並行してインターネット検定ドットコムマスターの授業もやり3か月の中で過去問を繰り返して試験に備えていました。私はとにかくウェブサイト制作のほうが精一杯だったので受験はしませんでした。

ウェブサイトは全員がサーバーにて公開しました。
国が運営している職業訓練のためにお金がかけられないことから無料サーバーのFC2で公開しました。写真素材も無料版を使用していました。
どうやら一人一台のパソコンを用意できたのが精一杯みたいな感じでした。

訓練修了後はハローワークからウェブ系の正社員応募を積極的に行いましたが書類選考で落とされるばかりでした。

一社だけアダルト系の会社に即採用になりましたが、明らかに営業職の人たちが反社っぽいことから一日体験して辞退しました。

ウェブ業界のルールでは、未経験イコール門前払いが常識だとうすうす感じていました。アルバイト採用ですら制作実績のポートフォリオが必要と言われました。

結局は実家暮らしで両親からのプレッシャーと正社員への長い道のりを考えてウェブ系で働くことは諦めました。

そして製造業の肉体労働で貯蓄をしていくことになり、現在は退職してウェブ系を副業レベルからスタートするために日々勉強に励んでいます。

時間はあっという間に過ぎていくので、長い期間で「何を」やったかを明確にするためにも少しずつウェブ活動はやっていこうと考えています。