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ドラフト会議が熱狂するコンテンツである訳を自己分析してみた

今年もプロ野球ドラフト会議のシーズンとなりましたね。
2022年10月20日(木)17:00からです。

ドラフト会議が日本シリーズやクライマックスシリーズよりも熱狂してしまうのはどうしてなのだろうか。私は中日ドラゴンズが贔屓球団です。

 

ドラフトは2015年から注目するようになった


2015年以前は中日ドラゴンズにどんな選手が入団してきたのかはネットで拾うくらいでした。ドラフト中継を録画して観るまではしていませんでした。
それはチームが強かったからですね。

2011年までは落合政権の下、常勝軍団であり、日本シリーズに毎年のように進出していました。贔屓の球団が強いと選手たちはみんながスターで後釜にどんな選手が必要か心配になることもありませんでした。

荒木&井端のアライバコンビ・谷繁・森野・メジャー前の福留がいました。
川上や岩瀬も盤石。

野球観戦に対しての強い意識がそこまでなかったのも要因です。
それは野球観戦以外にも異性とのデートや合コンに熱心だったことからプロ野球への思いが分散されていたこともあります。

2013~2014年の2年間を境に暗黒時代に突入します。
それは今年も解消されていません。プロ野球で常勝だった落合政権が崩壊となり弱体化していきます。同時にポストシーズンへの無関心さが始まりました。

毎年クライマックスシリーズと日本シリーズに進出して熱狂していた時代が遠ざかり、何とか強くなってもらいたいというのがドラフトへの関心に発展していったのでしょう。

親会社の影響からお金で有能な打てる選手を獲ってこられなくなったこともドラフト補強への関心が高まった理由です。

2015年の中日ドラゴンズのドラフト1位は小笠原慎之介投手でした。
今年初の二桁勝利で獲得してよかった投手の一人です。当時の谷繁監督が引き当てた投手です。この年は振り返ってみると成功したドラフトでした。

ヤクルトやソフトバンクのファンはドラフトが一番?


弱体化した中日ドラゴンズのファンとしては補強のウエイトを大きく占めるドラフトが野球コンテンツの一番の好物になりました。

村上や柳田がいて今の常勝軍団と言われているヤクルト・ソフトバンク。
近年はオリックスもそうでしょう。この3チームのファンはドラフトよりもポストシーズンの方が注目度は高いのでしょうか。

今では数年大活躍すればメジャー移籍が頻繁になってきました。
日ハムはダルビッシュ有と大谷翔平がメジャーに行かずにそのまま日本で活躍していればファンの後押しやそれ以外の選手への波及効果もあって常勝軍団になっていたかもしれません。

メジャーへ日本のスター選手が供給されることによってチームが一気に最下位の常連と化してしまうのが傾向としてみられます。

広島は丸が巨人へ行き、鈴木誠也がメジャーへ行ったことでチームが弱まった感があります。ヤクルトやオリックスも村上や山本由伸が海を渡ればどうなるかわかりません。安定した強さが本当に維持するのが難しくなりました。

 

人は安定を重視する


贔屓球団のチーム力が安定して強いというのがファンの理想形ですね。
人は経済面で安定して並み以上の生活ができることを望んでいます。

ドラフトで何十年も活躍するかもしれない選手が獲れることがファンとしては最高の幸福になります。
それがドラフトに当たるわけでテレビと通して観ることができる。

自分がドラフト開催までに蓄積してチームに足りないポジションを見極めてどの選手が入団すればチームにマッチングするか。を楽しみながら観覧する。
それがドラフトの醍醐味です。

入団した選手が活躍するか否かは数年後に結果がわかるというのも長い目で見て楽しめる。魅力ですね。

中日ドラゴンズではドラフト下位指名ではあったけれども毎年ハイアベレージでヒットを量産し続ける大島洋平選手。彼のように他のポジションで長く活躍できる選手を求めているわけです。それがチームの安定した強さに繋がります。

その最高峰がヤクルトの村上宗隆選手ですね。

2017年のドラフトでは最初の入札で清宮選手が7球団競合となり盛り上がりました。同じスラッガーでも当たりは九州学院・村上の方だったわけですw
ここにも面白いエピソードが存在しています。

 

アマチュア野球ファンにとってのドラフト

 

アマチュア野球で知名度ナンバーワンといえば夏の全国高校野球選手権大会ですね。高校野球の中にも有望な選手がいてドラフト指名確実視されている高校生が甲子園に登場する。
決勝に行くまでに敗北してしまうドラマもたくさんありました。

その悔しさをバネにプロで活躍するか、それとも活躍せずに終わってしまうのか。
ここにも見どころが数年に渡って展開されていきます。

甲子園に出場できなかった高校からもドラフト指名選手は大勢います。
甲子園出場組よりも知名度がなくてもプロに入ってから大ブレイクして何億も稼ぐ選手になることもあります。
そういったドラマのスタート地点がドラフトなわけで野球ファンの心を鷲づかみにするわけです。

DeNAベイスターズの佐野選手はドラフト9位で何とかプロ野球に入ることができてその後の大活躍は素晴らしいです。

アマチュア野球ファンには高校野球にとどまらず都市対抗野球や大学野球にまで興味を広げている人たちもいます。
彼らはアマチュアスカウトマンと言ってよいでしょう。

そういったプロ野球に入るまえの段階から自分が追っかけていた選手が成功するまでのストーリーに立ち会える。
これもドラフトに注目していると感動できます。

無名だったアイドルの追っかけをやっていて数年後に大ブレイクして誰もが知る存在になる。これに近いものがありますね。

年配の同僚にダイエーホークスの川崎宗則選手が入団2年目くらいの頃にナゴヤ球場に2軍で来たときにサインをもらったそうです。
2000年当時は「川崎宗則」なんてほとんど名前が知れ渡っていません。

その頃から自分は知っていたということが最高の宝物なのです。

 

漫画ドラフトキングを読んでみてはどうでしょう

 

ドラフトキングという漫画があります。
わたしはユーチューブで毎日のようにドラフトについて投稿されているサラリーマンスカウトさんに教えていただきました。

内容はアマチュア野球からプロ野球の世界へ行き活躍するまでのエピソードが描かれています。ドラフトに関心がある人なら涙しそうになるシーンもあります。
取材をして再現されているかはわかりませんがリアルで感動します。

強豪校が全国制覇するために名将によって2番手投手に配置転換された背番号10番の物語などがあります。
スカウティングまでの道のりが細かく描かれているところに魅力があります。

数年前に他の媒体で読んだものには元・巨人の大森スカウトの坂本勇人をスカウトしたときのエピソードもなるほどと思うところがありました。

プロ野球でスターになる選手は同じユニフォームを着ても他の選手よりしっくりしていてカッコいいそうです。「シルエット」が違うとのこと。

ドラフト会議に合わせてドラフトキングはおすすめの漫画です。